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仏・ベルギー映画。103分。
祖母のエカ、エカの娘マレーナ、マレーナの娘アダの3人は、 ソビエト連邦グルジアで細々と暮らしていた。 祖母のエカの楽しみは、パリへ出稼ぎに行っている息子オタールからの便りだった。 そんなある日、オタールが出稼ぎ先の工事現場で事故で亡くなったという知らせが届く。 エカを悲しませまいと、マレーナとアダはオタールの代わりに手紙を書き続けるのだった。
女性を描くのは女性監督に限ると思わせるには十分すぎる作品。 3人それぞれの感情や考え、生き方の表現が秀逸。 そしてマレーナ役の女優さんの演技は圧巻。 あまりに強烈で決して下手ではないはずのアダ役が若干弱く感じられたのが 非常に残念でならない。 マレーナ役の女優さんが上手いので食ってしまった感はないが。
ラストにあるアパートの階段のシーン。 このシーンのエカの表情は鳥肌もの。完璧。 観てて「うわ、すげぇ・・・。」って言いそうになった。
演技に注目したい映画。
秀作です。
1999年公開。米映画。108分。 ジョー・ジョンストン監督作品。
1957年10月。人類で初めてソ連が打ち上げた人工衛星スプートニク。 その壮大な光景を目の当たりにした炭鉱の町に住む少年ホーマーは、 満天の星空に描かれたスプートニクの軌跡に心を奪われ、 自分のロケット打ち上げようと決意する。 過去に縛られた父との確執などの困難を乗り越え、 夢を実現させようとする少年たちの物語。
原作はホーマー・H・Jrが書いた自伝『ロケット・ボーイズ』。
見終わった後の余韻は爽快の一言。 映画を見る人間が男なら、奥底にある少年の心を 鷲摑みにされた感覚に陥る。
女性受けはいまひとつな作品だろうが、 正直、僕は心が躍った。
時間をあけてからまた見たい作品。
1999年公開、米映画、111分 デヴィッド・リンチ監督作品。 主演リチャード・ファーンズワース。
娘のローズと暮らす73歳の老人アルヴィン・ストレイト。 彼は不摂生のため腰が悪く、家で倒れても 人の力を借りなければ立ち上がることもままならない為、 田舎でのんびりと生活していた。
そんなある日、兄ライルが脳卒中で倒れたという知らせがはいる。 ライルとは十年前に喧嘩別れしたままだった。 アルヴィンは兄の元へ訪ねようと決意する。
しかしライルは350マイルも離れた地に住んでいる。 考えたアルヴィンは、時速8kmの農作業用トラクターで出発するのだった。 実話を基にした爽やかな感動のロードムービー。
リチャード・ファーンズワースの遺作ですね。
トラクターと同じように時速8kmの速度で進行していく映画でした。 こんなにもゆっくりと時間が流れる映画なのに全く飽きない。 それはおそらくアルヴィンの人生の力強さに圧倒されるから。
アルヴィンは道中、一期一会の人たちを 自分の経験を元に次々と救っていく。 家族とは何か。 兄弟とは何か。 若さと老い。 そして戦争。
印象強いのはやはりあの場面。 ある若者集団と一夜を共にした際、 若者がアルヴィンに質問した。 「歳をとって良かった事はなんですか。」 「それだけ経験をしてきたことだ。」 別の若者が尋ねる。 「じゃあ歳をとって最悪な事はなんだい。」 少しの間の後、アルヴィンは言った。 「最悪なのは若いころを覚えていることだ」
深っ。
そしてラストシーン。 杖をつくアルヴィンと歩行器を使うライル。 互いのその姿を確認し、ライルが言った。 「あれに乗って俺に会いに来たのか?」 「そうだよ」 そのたった一言の会話で10年の全てが氷解した。 アルヴィンの表情が少年にもどっていく。 静かに涙を流すライル。 このシーンの二人の演技力に脱帽。 ハリーのワンシーンでのあの存在感は異常。
リチャードはこの作品を撮影してるときには もう癌に蝕まれていて、痛みをこらえた撮影だったそうで。 映画公開翌年、病の苦痛に耐え切れず彼は自ら命を絶ちました。 ご冥福をお祈りします。
良作。また見たい。
1997年公開、イラン映画、88分。 マジッド・マジディ監督作品。
少年アリはおつかいの途中、 修理してもらった妹ザーラの靴を無くしてしまう。 家が貧乏なため新品を買ってくれとは頼めない兄妹は、 一足の靴を交互に履くことを思いつく。 それで遅刻が多くなってしまったアリ。 そんなおり、マラソン大会の三等景品が新しい運動靴であることがわかる。 彼は妹のために、三位を目指して走るのだった。
総合してつまらなかった。 感動を狙うのは勝手だがあまりにも演出が稚拙すぎる。 折角のかわいい子供たちの起用もあざといだけに感じる。 88分が120分にも感じた。
ラストのほうで金魚がアリの足をつついているシーンがあるが、 マラソンで傷ついた足を金魚が労っているって言いたいのかもしれないが どうみてもドクターフィッシュにしかみえない。
父親が白と赤の靴を籠に積んで帰っていくシーンは良かったと思う。 監督の”あえて見せなくてもわかるでしょ?”って意図のとおり、 アリとザーラの笑顔が目に浮かんだ。
あと中東圏の生活・文化・景観が垣間見れたことは良かったかも。 でもそんなのはドキュメンタリーをみればいいと思う。
残念。
2007年公開、米アニメ、112分。 またもやブラッド・バード監督作品。 なんだかブラッド祭りですな。
抜群の舌と鼻を持つネズミのレミーは、 今は亡き天才のシェフ・グストーに憧れ、 自分もシェフになろうと夢を抱くようになる。
ある日、嵐で流され独りぼっちになったレミーは、 パリにあるグストーのレストランにたどり着く。
んんん・・・ なんと言ったらいいのか。 面白いんだけど面白くない。
【純粋にCGがすごい】+ 【それなのにストーリーが弱い】 =【もっとできただろうに・・・と消化不良】
こんな感じ。
レミー自体はすごく魅力的に描かれてるのに、 パートナーのリングイニがあまりにもひどすぎる。 良識皆無のただのダメ男。 もうちょっとなんとかならなかったのか・・・ 彼の性格の設定を変えるだけでもだいぶ違うと思うんだが。 コレットってつまりはレミーに惚れたんじゃないの? って思ってしまう。
イーゴの変わりっぷりにわらう。
判定は”可”な映画。
1999年公開、米アニメ、86分。 ブラッド・バード監督作品。
ソ連からスプートニク1号が打ち上げられた1957年。 アメリカ・メイン州の沖合いで、嵐に遭遇した漁師が 巨大な流星と不自然な二条の光線、 そして巨大な影を目撃する。
数日後、少年ホガースは、山奥で電線に絡まる巨大なロボットを助ける。 それからすぐ仲良くなり、誰にも見つからないように過ごすようになる。
ある日、そこへロボットの存在を嗅ぎつけた捜査官マンズレーがやってくる。
ネット上の評価が結構高かったのでみてみることに。 起承転結がしっかりしてて見やすい。時間も短いし。 手放しで面白いとは思わないけど。 超子供向けアニメなので。 まぁ見てよかったって感じはする。 きっと感情移入できれば泣けるだろうし。 もっともありふれた展開すぎるので 擦れてる人(ぇ は泣けない。 子供と一緒に見るとやさしい気持ちになる映画かも。
見所はマンズレーがダメすぎて笑える。
2001年公開。日本アニメ。102分。 川尻善昭監督作品。
黒衣に身を包み、旅人帽を被り、背中に長い黒刀を背負い、 青いペンダントをさげた青年"D"は、 左手に妖力を持ち人語を喋る人面疽を従えた凄腕の吸血鬼ハンターであり、 「貴族(バンパイア)」と人間の間に生まれた「ダンピール」でもあった。 ある夜、富豪の娘が連れ去られた。 連れ去ったのは「貴族」マイエル=リンク。 富豪は娘を取り戻して欲しいとDに依頼する。
普通に面白かった。 英語音声に日本語字幕で見た。 なにもかもが王道な作品。 良い意味で普通。 ほんとに普通。
エンディングテーマはいただけない。
2005年公開。日本映画。107分。 本広克行監督作品。
カッパ伝説で有名な街の大学生・甲本たちSF研究会。 真夏の酷暑の中、部室のクーラーのリモコンを壊してしまう。 翌日、ひょんなことから謎の機械を発見する。 年代メーターにレバー・・・これってタイムマシンじゃね? 「とりあえず…、昨日に戻って、クーラーのリモコンを取ってきますか!」 と軽いノリでレバーを倒すSF研のメンバーたちだった。
もう笑いっぱなし・・・疲れた・・・ 自分の学生時代を彷彿とさせる登場人物のやりとり(苦笑 こんな学生でした。僕ら。ごめんなさい。 もうスピード感といいラストといい爽快の一言。 見ればわかる。だけど疲れるぞ!
キャッチコピー「タイムマシン ムダ遣い」 まさにそのとおり。
良作!また見たい!
2003年公開。日本映画。117分。 森崎東監督作品。
舞鶴に住む養護学校中学部3年生の勇(サム)は 重度の知的障害をもちながらも意外な記憶力を持つ。 在日朝鮮人のハハは潜水夫のチチとサムの教育方針をめぐって対立し、 現在は小学生の妹・千春(チャル)を連れて別居中である。 そんなある日、サムとチャルが暴力団に拉致されてしまう。 養護学校でサムを担任する直子がサムたちの行方を追う。
牛丼特盛りつゆだく玉入りにけんちん汁にゴボウサラダな作品。 もうお腹いっぱい。 一言で言えば狂った社会を監督が一喝って感じ。 戦争の傷跡と在日朝鮮人の人種差別問題から 障害者への差別と偏見、警察と893の癒着と検察の汚職。 それらの問題に、クソくらえといわんばかりに人間の感情をむき出しに ぶつける登場人物の爽快さ。そしてその平凡さ。 そして丸ごとまるっとハッピーエンディング。 「ざまぁみろ、全部解決してやったぜ」という監督の台詞が聴こえてきそう。
ニワトリはハダシだ。 人間は人間だ。 それ以上でもそれ以下でもない。
良作。
1999年公開。米映画。127分。 ジェームズ・マンゴールド監督作品。 出演:ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー
自殺未遂を起こし 両親の薦めで自ら精神病院の入院同意書にサインするスザンナ。 「気分不安定、目標不明確、衝動的、カジュアル・セックス、自傷行為、反社会性と悲観的態度…」 精神科医が下した病名は「境界性人格障害」=「ボーダーライン・ディスオーダー」だった。 病棟で同世代の女の子とふれ合うスザンナの心は少しずつ変化していく。
原作はスザンナ・ケイセンによる自伝。 それに自らも境界性人格障害の病歴を持つウィノナ・ライダーが惚れ込み映画化。
うーん。面白くなかったかな。 何が正常で何が異常かに悩むスザンナ。 病棟での生活を経て答えを出し社会へと復帰していく。 テーマは良いと思うけど表現しきれてないかと。 原作に惚れ込んで映画化した割には情熱が伝わってこないし。 お粗末すぎるウィノナ、その所為で全体の質が50%OFFな感じ。 ノンフィクションなのにリアリティに欠けるってありえないべ。
対照的にアンジェリーナ・ジョリーの演技が光っていた。 ウィノナがお察しだっただけに、”光って見えただけ”かもしれないが。
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