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1999年公開、米映画、111分
デヴィッド・リンチ監督作品。
主演リチャード・ファーンズワース。

娘のローズと暮らす73歳の老人アルヴィン・ストレイト。
彼は不摂生のため腰が悪く、家で倒れても
人の力を借りなければ立ち上がることもままならない為、
田舎でのんびりと生活していた。

そんなある日、兄ライルが脳卒中で倒れたという知らせがはいる。
ライルとは十年前に喧嘩別れしたままだった。
アルヴィンは兄の元へ訪ねようと決意する。

しかしライルは350マイルも離れた地に住んでいる。
考えたアルヴィンは、時速8kmの農作業用トラクターで出発するのだった。
実話を基にした爽やかな感動のロードムービー。


リチャード・ファーンズワースの遺作ですね。

トラクターと同じように時速8kmの速度で進行していく映画でした。
こんなにもゆっくりと時間が流れる映画なのに全く飽きない。
それはおそらくアルヴィンの人生の力強さに圧倒されるから。

アルヴィンは道中、一期一会の人たちを
自分の経験を元に次々と救っていく。
家族とは何か。
兄弟とは何か。
若さと老い。
そして戦争。

印象強いのはやはりあの場面。
ある若者集団と一夜を共にした際、
若者がアルヴィンに質問した。
「歳をとって良かった事はなんですか。」
「それだけ経験をしてきたことだ。」
別の若者が尋ねる。
「じゃあ歳をとって最悪な事はなんだい。」
少しの間の後、アルヴィンは言った。
「最悪なのは若いころを覚えていることだ」

深っ。

そしてラストシーン。
杖をつくアルヴィンと歩行器を使うライル。
互いのその姿を確認し、ライルが言った。
「あれに乗って俺に会いに来たのか?」
「そうだよ」
そのたった一言の会話で10年の全てが氷解した。
アルヴィンの表情が少年にもどっていく。
静かに涙を流すライル。
このシーンの二人の演技力に脱帽。
ハリーのワンシーンでのあの存在感は異常。

リチャードはこの作品を撮影してるときには
もう癌に蝕まれていて、痛みをこらえた撮影だったそうで。
映画公開翌年、病の苦痛に耐え切れず彼は自ら命を絶ちました。
ご冥福をお祈りします。

良作。また見たい。


1997年公開、イラン映画、88分。
マジッド・マジディ監督作品。

少年アリはおつかいの途中、
修理してもらった妹ザーラの靴を無くしてしまう。
家が貧乏なため新品を買ってくれとは頼めない兄妹は、
一足の靴を交互に履くことを思いつく。
それで遅刻が多くなってしまったアリ。
そんなおり、マラソン大会の三等景品が新しい運動靴であることがわかる。
彼は妹のために、三位を目指して走るのだった。

総合してつまらなかった。
感動を狙うのは勝手だがあまりにも演出が稚拙すぎる。
折角のかわいい子供たちの起用もあざといだけに感じる。
88分が120分にも感じた。

ラストのほうで金魚がアリの足をつついているシーンがあるが、
マラソンで傷ついた足を金魚が労っているって言いたいのかもしれないが
どうみてもドクターフィッシュにしかみえない。

父親が白と赤の靴を籠に積んで帰っていくシーンは良かったと思う。
監督の”あえて見せなくてもわかるでしょ?”って意図のとおり、
アリとザーラの笑顔が目に浮かんだ。

あと中東圏の生活・文化・景観が垣間見れたことは良かったかも。
でもそんなのはドキュメンタリーをみればいいと思う。

残念。


2007年公開、米アニメ、112分。
またもやブラッド・バード監督作品。
なんだかブラッド祭りですな。

抜群の舌と鼻を持つネズミのレミーは、
今は亡き天才のシェフ・グストーに憧れ、
自分もシェフになろうと夢を抱くようになる。

ある日、嵐で流され独りぼっちになったレミーは、
パリにあるグストーのレストランにたどり着く。

んんん・・・
なんと言ったらいいのか。
面白いんだけど面白くない。

【純粋にCGがすごい】+
【それなのにストーリーが弱い】
=【もっとできただろうに・・・と消化不良】

こんな感じ。

レミー自体はすごく魅力的に描かれてるのに、
パートナーのリングイニがあまりにもひどすぎる。
良識皆無のただのダメ男。
もうちょっとなんとかならなかったのか・・・
彼の性格の設定を変えるだけでもだいぶ違うと思うんだが。
コレットってつまりはレミーに惚れたんじゃないの?
って思ってしまう。

イーゴの変わりっぷりにわらう。

判定は”可”な映画。


1999年公開、米アニメ、86分。
ブラッド・バード監督作品。

ソ連からスプートニク1号が打ち上げられた1957年。
アメリカ・メイン州の沖合いで、嵐に遭遇した漁師が
巨大な流星と不自然な二条の光線、
そして巨大な影を目撃する。

数日後、少年ホガースは、山奥で電線に絡まる巨大なロボットを助ける。
それからすぐ仲良くなり、誰にも見つからないように過ごすようになる。

ある日、そこへロボットの存在を嗅ぎつけた捜査官マンズレーがやってくる。

ネット上の評価が結構高かったのでみてみることに。
起承転結がしっかりしてて見やすい。時間も短いし。
手放しで面白いとは思わないけど。
超子供向けアニメなので。
まぁ見てよかったって感じはする。
きっと感情移入できれば泣けるだろうし。
もっともありふれた展開すぎるので
擦れてる人(ぇ は泣けない。
子供と一緒に見るとやさしい気持ちになる映画かも。

見所はマンズレーがダメすぎて笑える。



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